ベジタブルガーデン2021年5月の様子
2021年06月16日


ベジタブルガーデンの5月の様子をご紹介します。5月も新型コロナウィルス感染症対策の為、屋上菜園作業は週2回の少人数での作業を継続しました。

5月に収穫完了となったのは、ソラマメ、キヌサヤ、キカラシナ、ロメインレタス、ジャガイモ(キタアカリ)です。新たに仲間入りしたのは、キュウリ、サツマイモ、サトイモ、バジル、スイカ、そして初登場の唐辛子とピーマンです。

5月に入り、菜園の雑草は一雨ごとにメキメキ育ち、まさに「雑草の天国」状態となりました。菜園の野菜達も雑草に負けじとスクスク育ち、ミニトマトやトマトは黄色い花を咲かせ、まだ青い実を次から次へと鈴なりにつけるようになりました。ナスは紫色の花を咲かせ、ツルアリインゲンは、伸び始めたつるを支柱にくるりと絡みつけ、小さな紫色の花をところどころで咲かせています。その姿はとても愛らしく心が癒されます。月初に植えられた初登場の唐辛子やピーマンは、とても成長スピードが速く、月末には白い花を咲かせ実をつけるようになりました。キュウリもニョキニョキ背丈を伸ばし成長しています。野菜達が直立してうまく光合成ができるように、支柱を取り付け誘引を行いました。

カボチャはつるを伸ばし、直径20cm~30cmほどの葉を生い茂らせ、ラッパのような形の黄色い花を咲かせるようになりました。今年も受粉の季節到来です。カボチャの花には雌花と雄花があります。花の付け根に膨らみのある方が雌花で、膨らみのない方が雄花です。カボチャは、受粉しないと果実が大きくなりません。風や虫によっても受粉はできるのですが、菜園では確実に受粉させる為に人工受粉を行っています。雄花を摘んで、雌花の中の雌しべの柱頭に花粉をこすりつけて人工受粉を行うのですが、カボチャの花は朝しか咲かないので、人工授粉はスタッフの朝の日課となりました。5月末には雌花の付け根の膨らみが少しだけ成長し、ベビーカボチャが誕生しました。これからどんどん成長し、大きな大人カボチャに育ってくれることでしょう。

トウモロコシは、5月中旬に株の頭に雄花が現れ、5月下旬には下の穂の上から雌花の絹糸のような毛が現れました。トウモロコシも、しっかりとした受粉が必要です! !なぜなら、トウモロコシは、雌穂のヒゲ11本がそれぞれ一粒一粒につながっていて、しっかり受粉しないと歯抜けトウモロコシになってしまうからです。

5月最後の作業日に、ヤングコーンの収穫を行いました。トウモロコシは1本の株に複数の実が成りますが、より甘くおいしいトウモロコシにするために、1株に12本の実を残し、他の実は成長する前のヤングコーンのうちに収穫してしまいます。ヤングコーンは生のまま丸かじりしても、とてもおいしいんですよ。

冬の間は、紐のようにひょろりとした苗だったタマネギは、愛情込めて手入れが行なわれたおかげで大きく成長しました。そして5月に入ると、今までピンと立っていた葉がしなりと倒れてきました。これは、葉が光合成して作った養分を、球が充分に備えた収穫のサイン。タマネギも徐々に収穫できるようになりました。

6月は、野菜達の収穫ラッシュになるのでしょうか!

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