リサイクルガーデン2025年10月の様子
2025年11月06日

リサイクルガーデンの10月の様子をご紹介します。

 

植物の様子です。

ようやく秋の気配を感じることができるようになった10月のリサイクルガーデン。

夏の猛暑で枯れてしまったリサイクルガーデンの植物たちは、9月には緑色に戻りましたが、10月になって秋の訪れとともに、再び少しずつ枯草色に変化しています。

「ヒルガオ」のなかまは花の時期が終わり、実()を残しつつ、ツルや葉が枯れてきています。 一方「ツユクサ」「コセンダングサ」「ヨモギ」などのなかまは、まだまだ花を咲かせています。

そんなリサイクルガーデンの中で、今まで見かけたことのない植物の姿がありました。 草丈は30㎝ほど。 葉は根元の方は赤茶色で先端の方に行くにしたがって緑色になっています。 茎の先端には米粒ほどの小さな蕾が付いています。 そして驚くのは、茎から枝が伸びて「5㎝にもなる鞘状の実」が付いていることです。 花の大きさの割には大きな実です。 なんという植物か調べてみると「アフリカフウチョウソウ(風蝶草)」のなかまとのこと。 その名のとおり、熱帯アフリカ原産で、日本では27年前(1998年)に神戸で初めて発見された外来種だそうです。 屋上のリサイクルガーデンまで、種が鳥にでも運ばれてきたのでしょうか?

一方、日本の在来種でも、おもしろい実の付け方をする植物がいましたので、ご紹介します。 「コミカンソウ」のなかまです。 「葉っぱ」は上から見ると「オジギソウ」の葉に似ています。 赤いものがチラチラ見えるので葉をめくってみると・・・葉の裏に、きれいに並んだ沢山の「小さな赤い実」が付いていました。 「コミカンソウ」という名前は、この「小さな赤い実」が「小さなミカン」に見えることから命名されています。 葉の陰で、風雨や日差し、そして鳥などから実を守っているのでしょうか? なんとも愛らしい植物です。

リサイクルガーデンの土は、武蔵野クリーンセンターができた2017年に、武蔵野市内の公園から採取してきたものを敷設しました。 リサイクルガーデンに生える植物は、70%が外来種。 日本の在来種は30%しかありません。 公園でもリサイクルガーデンでも、こうして外来種と在来種が混じり合って生きています。

 

昆虫類の様子です。

先月までリサイクルガーデン全域で跳びまわっていた大量の「バッタ」のなかまは、ずいぶんと少なくなりました。 その他に「アリ」「テントウムシ」「ミナミアオカメムシの幼虫」「ナガコガネグモ」などのなかまを確認しました。

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