リサイクルガーデンの11月の様子をご紹介します。
植物の様子です。
ガーデン全体は、枯れて茶色く変色した植物(細長い葉の植物、ヨモギ、コセンダングサ、オオニシキソウなどのなかま)で覆われていました。すっかり乾いてカサカサの藁状態になった植物は、傾いて他の植物に絡まっているものや、倒れて土地と一体化しているものもありました。晩秋を思わせる景色が広がっています。
昨年までは、秋になるとエノコログサ(別名ネコジャラシ)のなかまが、ガーデンのあちらこちらで尾っぽのようなフサフサの穂を風になびかせていましたが、今年はどうしたことでしょうか?エノコログサはガーデン北側の枯れた植物の中にわずかに確認されただけで、その他の場所は、他の植物に占領され、居場所を失ってしまったようです。
晩秋を思わせる枯れた植物で茶褐色のガーデンではありますが、枯れた植物の根本や、藁状態の植物のすき間から、成長してきた植物(カタバミ、アメリカフウロ、イヌトウバナ、マメ科の植物など)も確認できました。ロゼット状(根本から出た葉が地表に放射状に広がった形)の植物は、周りの植物が勢いをなくして枯れるこれからの時期に、「待ってました!」とばかりに、葉を地面に張り付けるように広げて、太陽光を他の植物に遮られることなく、いっぱい浴びて、ぐんぐんと成長しています。
昆虫類の様子です。
チョウのなかまが確認できました。北東側では、枯れた植物にくっついている「白い綿」のようにも、「白い泡」のようにも見えるナゾの物体(おそらく昆虫の卵)が確認されました。
鳥類の様子です。
残念ながら今回の観察では、鳥類を確認する事はできませんでした。