リサイクルガーデンの7月の様子をご紹介します。
植物の様子です。
ガーデン全体は、枯れて薄茶色になった植物や色褪せて白く変色した植物で覆われ、うっそうとしていました。それらの間からアサガオやヨモギ、ヤブガラシなどのなかまが緑濃く伸び、生育範囲を拡げています。枯れた植物の茶色の中に、成長著しい緑色の葉が目立っていました。昨年の7月は、カタバミの黄色い花や桃色のユウゲショウ、赤紫色のアサガオなどの花が、ガーデンに色を添えていましたが、今年の7月は目立って咲いている花はありませんでした。北側の地面でツユクサのなかまが隠れるように青い花を咲かせていたのが印象的でした。同じ7月でも、その年によって気象状況は様々です。今年の7月は上旬は晴れてかなり気温が高く、中旬は雨や曇りの日が多く、観察日の2日前は大雨が降っていました。照り付ける強い陽射しや、たたきつけるような雨などを受けながら、ガーデンの植物はありのままの姿を見せてくれています。
昆虫類の様子です。
緑色の複眼を持ったアオメアブや、枯れて黄土色に変色した植物に擬態してとまっているナナフシ、あちらこちらを飛び回っているバッタなどのなかまが確認できました。
鳥類の様子です。
ハト、セキレイのなかまが確認できました。
先月、ガーデン南東側で卵を温める親ガモの姿を見つけて喜んでいたのも束の間、今月、その付近には散乱した卵の殻と、羽化しなかった卵が一つありました。親ガモの姿はどこにも見当たりません。小さな子ガモの誕生を楽しみにしていましたが、残念ながら卵の残骸だけが残されていました。外敵の多い自然の中で卵を産み、育て、生き延びていくことは、想像以上に厳しいことなのだと思わされる瞬間でした。