リサイクルガーデンの4月の様子をご紹介します。
植物の様子です。
濃淡のある緑色の葉がガーデン全体に生育していました。生い茂る植物の上に覆いかぶさって、まだ存在をアピールしている枯れた植物もありますが、成長著しい植物(細長い葉の植物、ヨモギ、アメリカフウロ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウなどのなかま)はガーデン北側から南側に向かって生育範囲を拡げています。それらの根元から伸びて、花を咲かせている植物もあちらこちらで確認できました。キュウリグサの白色の花やタチイヌノフグリの青色の花は、直径が2~3mmほどのとても小さな花ですが、緑色の葉に覆われたガーデンによく映え目立っています。カタバミやムラサキカタバミ、アメリカフウロのなかまの花も1~1.5㎝ほどで決して大きな花ではありませんが、黄色や紅紫色が色鮮やかで目立っていました。ガーデン中央付近には観察ポイントとして伐採材(丸太)を組ませたものが設置してありますが、丸太の一部分が朽ちて崩れてしまい、付近に散乱している状態を確認しました。2017年4月に屋上ガーデンに設置された間伐材(丸太)は、照り付ける夏の強い日差しや、雪のちらつく寒い冬、梅雨や台風など、さまざまな環境にさらされてきて5年が経過。とうとう一部が朽ちてしまいました。(観察を始めて、もう5年も経つんだなぁ~)
昆虫類の様子です。
カラスノエンドウに群がる、無数の黒色のアブラムシ(マメアブラムシ)と緑色のソラマメヒゲナガアブラムシを確認しました。また、そのアブラムシを捕食しようとするテントウムシのなかまも、ガーデンのあちらこちらで確認できました(アブラムシはテントウムシにとってご馳走です)。他にも、ヘラオオバコのなかまの茎に止まっているハチのなかまや、アリやチョウのなかまも確認できました。
鳥類の様子です。
残念ながら今回の観察では、鳥類を確認する事はできませんでした。