リサイクルガーデンの10月の様子をご紹介します。お天気が良く爽やかな観察日、屋上ガーデンから見えるクリーンセンターの白い煙突が、秋晴れの澄み渡った青空に映えています。
植物の様子です。
ガーデン全体は、枯れ始めた植物の茶色が目立ち、秋の景色に変わりはじめてきました。緑を保っていた植物(キク科、ヨモギ、ツユクサなどのなかま)も徐々にその色があせてきています。そんな茶色の秋の景色の中、枯れた植物に巻き付きながら成長したルコウソウのなかまの、星型で色鮮やかな真っ赤な花がとても目立っていました。
また、枯れた植物の根元には、新たに伸び始めた植物も確認できました。ガーデン西側の藁のように乾いて枯れた植物のすき間からは、ハキダメギクのなかまが芽生えて伸び、直径5ミリほどの小さな花を咲かせていました。カタバミのなかまは緑濃く小さな葉を密生させてガーデン内に点在しています。地表に葉を放射状に張り付けたロゼット状の植物も確認できました。
昆虫類の様子です。
北西のエリアで直径30㎝程のクモの巣を発見! 細く繊細に張られた巣の中央には体長約3㎝で、黒と黄色の縞模様があるクモのなかまが確認できました。他にもハチ、チョウ、アリ、バッタなどのなかまが確認できました。
鳥類の様子です。
カラスのなかまが確認できました。枯れた植物に絡まった鳥類の羽も確認できました。