
過ごしやすい日が増え、秋の訪れを感じる10月のベジタブルガーデンの様子です。
10月19日(日)に収穫体験会を開催しました。 参加した子供たちに「サツマイモ」「ラディッシュ」「ルッコラ」「大根(赤大根、うまい煮大根)」「ローゼル」を大興奮で収穫してもらい、土や野菜に触れ合っていただきました。
今年の夏は、猛暑による熱中症対策のために7月、8月の屋上菜園作業を中止しました。 そのため、例年収穫体験会の目玉であった「サツマイモ」の収穫量は、かなり少なめとなりました。 そのかわり、9月に屋上菜園作業を再開してから、生育の早いものをと植えた「ラディッシュ」や「ルッコラ」は、すくすく育ち、フサフサになってくれました。 また、大根類もしっかりした太さのものが収穫できました。 収穫体験会に参加してくれた方々には、収穫体験の前に「今夏は猛暑や少雨での影響で、野菜類の生育が難しく、例年の収穫体験会より、野菜類の収穫量が少ないこと」をご説明しましたが、なんとか参加者全員に行き渡るくらいの量の野菜類が収穫できてホッとしました。(昨今の異常気象の中、お野菜などを栽培する農家さんたちのご苦労は相当なものだなと、あらためて思いました。)
そんな猛暑で大変だった中、唯一元気だったのが「ローゼル」です。 あまり聞きなじみがないかもしれませんが「ハイビスカスティー」の原料になる植物です。 「ハイビスカスティー」は「ハイビスカスの花」から作るわけではないと知って驚く方もいらっしゃるかもしれません。(実は自分も、猛暑に強い植物を調べていて「ハイビスカスティー」の原料になる「ローゼル」を、今年になって初めて知りました。) 「ローゼル」は、クリーム色の「アオイ」に似た花が咲き、花が咲き終わった後に赤い実ができます。 「ハイビスカスティー」には、この実の「萼(ガク)」の部分を使います。 「萼(ガク)」にお湯を注いで2~3分で、鮮やかな赤い「ハイビスカスティー」ができあがります。 酸味があるのでハチミツを少し入れても美味しいですよ。 スーパーで観賞用として枝ごと売っていることもあるようなので、見かけたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
10月から新たに仲間に加わったのは、「ハツカダイコン(赤丸はつかラディッシュ)」「カブ(サラダ紅かぶ、耐病ひかり蕪、絹はだ、サラダかぶ雪の華)」「ノラボウナ」「キャベツ(カーボロネロ)」「シュンギク」です。 収穫が終わったのは、「ダイコン(赤大根、うまい煮大根)」です。