リサイクルガーデンの6月の様子をご紹介します。
植物の様子です。
ガーデン全体がイネ科の植物(成長過程のもの、枯れ始めて小穂が茶色に変色しているものなど)で覆われ、成長しているヨモギや、背丈の高いヘラオオバコとなどのなかまと混在し、うっそうとしています。 先月は白い雄しべをつけていたヘラオオバコのなかまは、今月になって白い雄しべがとれ、花が終わった茶色い穂に変化していました。
今回の観察で、ヨモギの葉が、まるで熟れた赤い実がなっているように変形変色しているものをいくつか確認しました。 これはヨモギハベリマキフシという「虫こぶ」の一種で、ヨモギクダナシアブラムシがヨモギの葉に作らせる虫こぶだそうです。 また、ガーデン内のあちらこちらで背丈が1mほどに伸びたヒメジョオンや、桃色の小さな花をらせん状につけたネジバナのなかまが確認できました。
通路のコンクリートとリサイクルガーデンを隔てている木枠のわずかなすき間に、花を咲かせたヒルザキツキミソウのなかまを確認しました。どんな環境でも生き抜こうとする生命力の強さをあらためて実感しました。
昆虫類の様子です。
「枯草の茶色」と「茎の緑色」と同じ色をしていたので、近づかないと気付かなかったのですが、茶色や緑色の3㎝ほどのバッタのなかまが、葉から葉へピョンピョンと飛び回っていました。 その他、ハチやアリなどのなかまが確認できました。
鳥類の様子です。
残念ながら今回の観察では、鳥類を確認する事はできませんでした。