リサイクルガーデンの4月の様子をご紹介します。
植物の様子です。
ガーデンのいたるところで細長い葉の植物やヨモギ、アメリカフウロのなかまなどが、枯れた植物を覆うように伸びて生育範囲を拡げていました。アメリカフウロのなかまは、葉が地面に張りつくように伸び拡がったものや、茎を立ち上げて直径1センチほどの淡い紅色の花を咲かせたものを、あちらこちらで見ることができました。
カラスノエンドウやスズメノエンドウのなかまは、細い巻きひげを周りの植物に絡ませながら伸び、花やさやをつけています。ガーデン中央付近に芽生えたタチイヌノフグリのなかまは、花が葉に埋もれるようにつくので目立ちにくいのですが、直径約2ミリの小さな花は、青色が美しく可憐な花です。ガーデンの南側で鮮やかな紅紫色の花を多数咲かせていたのは、ホトケノザのなかまです。長さ2センチほどある細長い花には上唇と下唇があり、下唇には美しい模様が入っています。この模様がハチへ密のありかを教える標識となり足場にもなっているそうです。
寒い冬、じっと出番を待っていた野草の小さな花たちは、様々な野草と共存しながら、その可憐な姿をめいっぱいアピールするように、春のうららかな空に向かって伸び、たくさんの花を咲かせています。小さいけれど力強さを感じます。
昆虫類の様子です。
残念ながら今回の観察では、昆虫類を確認する事はできませんでした。
鳥類の様子です。
セキレイのなかまが確認できました。